メモリについてのメモ
コンピュータの場合,レジスタ,キャッシュメモリ,メインメモリ,補助記憶の順に容量が大きくなり,アクセス速度が遅くなり,単価が安くなる.
人間の場合,記憶装置は脳である.心理学的に記憶を分類すると,内容が数秒しか保持されない感覚記憶,数十秒程度で忘却される短期記憶,場合によっては一生涯忘れないという長期記憶となる.さらに長期記憶には,すぐに検索可能な顕在記憶と,無意識のうちに実行できる潜在記憶というのがあるらしい.
コンピュータの場合,キーボードやマウス,通信回線から入ってきた情報は,基本的にはすべてメモリに格納され,適切に処理される.無駄な情報などない.コンピュータウイルスなど,表面化しない情報でもメモリに潜伏する.
人間の場合,感覚器に入力された情報を全て記憶していると大変なことになる.情報は無意識のうちに取捨選択されている.だから,見えているはずのものが見えていなかったり,聞いているはずのものを聞いていなかったりするわけである.この辺の情報処理は,かなりいい加減のように見えるが,実は錯視だとかデジャブなどと深く関わっていて興味深い.
情報は,入力された後,符号化され,貯蔵される.これは人間もコンピュータも同じである.
人間の場合,符号化されるところでフィルタがかかり,また,貯蔵されてもすぐ忘却されることがある.
コンピュータの場合は,全情報を貯蔵し,忘却は指示のない限り許されない.情報が貯蔵された後,人間の場合は情報が勝手に変質することはあるが,計算機の場合は許されない.情報を使う場合は検索されるわけだが,人間の場合は,ときとして検索がうまくいかないこともある.
「記憶喪失」とは貯蔵した情報を失ったか,あるいは検索できないことである.ディスクのTOCがぶっこわれたらこうなる.
「認知症」とは新しい情報(短期記憶)を貯蔵できないか,古い情報(長期記憶)を検索できないことである.メモリの容量不足で,キューの先頭がどんどん消えていく現象に近い.
「虚偽記憶」とは,暗示にかかってしまい,現実とは異なる記憶を貯蔵してしまうことである.不正メモリアクセスである.
「記憶にございません」というのは,符号化に失敗したか,貯蔵に失敗したか,検索に失敗したか,その記憶にアクセスが許可されていないのか,よくわからない状況である.アクセス保護違反である.
京阪沿線で時間に余裕ができたわけだが,どれぐらいか確認しておく.
まず,京都から近鉄新田辺→JR長尾のルート
東京20:50発の「のぞみ157号」で,長尾に24:07到着.長尾から徒歩15分で
自宅に到着するのは,24:20ごろである.京都から580円.
京都から近鉄丹波橋→京阪牧野のルート
東京21:20発の「のぞみ161号」で,牧野に24:26到着,牧野からタクシーで
推定10分,自宅には24:36ごろ到着する.京都から500円+タクシー代1600円程度.
30分に1500円の価値があるかどうかである.
自宅の最寄の駅は長尾だが,京阪沿線のほうがより遅い終電を利用できることが
わかった.ただ,終電の時間帯にはバスがない.歩いて帰るのは無理.
タクシーを使うのがよいが,最寄の駅がどこなのか,正確に知らなかったわけで,
出先から教えてもらった.
予想どおり牧野駅だったわけだが,タクシー乗り場の有無に自信がなかったので
日和見して,くずは駅からタクシーに乗車した.
コースは,英会話に通っていたときに使っていたコースで,大阪パルコープの手前を
左折,船橋の交差点を右折で,すき家の交差点を左折,ニックの前を通るルートである.
約5300m.割り増し料金で2040円であった.
ちなみに
京阪タクシーの料金は
初乗り 2kまで 660円
273mごとに80円
23時以降割り増し料金 2割増
である.これによれば
牧野駅だと約4100m.割り増し料金で1560円である.
枚方駅だと約6400m.割り増し料金で2420円である.
牧野駅周辺のタクシーの有無が問題である.
ちなみに,タクシーで帰ってきたら24:30ぐらいである.