作業の備忘録

2018/04/11

 

学生データ

学生一人一人のデータが学内限定で閲覧可能になっているが,
これ大丈夫なんかな.便利ではあるのだけど.

2018/04/06

 

新年度

新年度から周囲でいろいろと変わったことがあったが,これは一番驚いた.
おめでとうございます.

2018/04/04

 

「錯覚の科学」 読了

放送大学のテキストではないほう.

著者らは心理学者.
錯覚というより錯誤といったほうが正確か.
心理学的実験の例が豊富で,人間を相手に実験している者に
とって非常に有益な内容だった.
そういえば,ヒューマンインタフェース学会誌の特集で
「研究再現性問題」というのがあったが,それに関連するか.
読みながらのメモ.

1.注意の錯覚
バスケットボールのパスの合間にゴリラが歩いている,
割と有名になった動画.「The Invisible Gorilla」
警官の偽証,えひめ丸を見ていたはずの船長,バイク右直事故
ヘッドアップディスプレイの罠,運転中の携帯,気づかれない奏者
注意力には限界がある

2.記憶の錯覚
選手の首をしめたコーチ,映画の連続性のミス,変化の見落とし
フラッシュバルブ記憶,ブッシュ大統領の記憶違い,ヒラリーのミス
詳細が鮮明で,強い感情を伴う記憶ほど,誤りである可能性が高い

3.自信の錯覚
目の前で参考書を読みだす医者は信用できるか,自分の実力ほど客観視できない
間抜けな犯罪者,未熟なものほど自信過剰,自信のある者にはだまされやすい
優秀な人がリーダーになるとは限らない(決め手は自信,何でも一番先に発言する
傾向にある,第一発言に強い影響がある)
詐欺師は自信家,自信家の医者は名医か(わかりません,が言える医師がよい)
レイプ被害者の証言,自信に満ちた危険な証人
他人の自信はあてにならないが影響力はある

4.知識の錯覚
専門家の知識の過信,聞きたがり屋のゲーム,自分の無知ほど気づきにくい
株取引は情報が多いほど損をする,見慣れたものほどわかった気になりやすい
専門用語の惑わされたインチキケーブル
知識のありそうな専門家を信じがち,知識の限界を知るべき

5.原因の錯覚
はしか大流行の原因(ワクチン接種による自閉症誘発の疑い←事実でない)
サンドイッチに聖母マリア,寒い雨の日に関節炎が痛む(事実でない)
セックスで若返る(事実でない)などのトンデモ話

相関関係と因果関係(ここは重要)
アイスクリームの消費が多ければ,水難事故が多い
これは猛暑という共通点があるだけで,相関はあるが因果関係はない
被験者実験にも,被験者抽出をまちがえると因果関係を証明できない
因果関係を立証するには,正確な実験しか方法がない.
世の中には相関関係を因果関係と混同(錯覚)している例が多い
因果関係のトリック(話術で相関を因果関係に持っていく例)
#論文のテクニック

偶然のものにパターンを見いだす傾向がありがちなこと
相互関係を因果関係と取り違えやすいこと
前後に起きたことを因果関係と思いがちなこと.

6.可能性の錯覚
モーツアルトを聴くと頭が良くなる(立証できない)ことをなぜ信じたか
迷信,自己啓発,トンデモはメディアが過激に広める
ディズニーのDVDによる語彙の向上(立証できない)
人は脳を10%しか使っていない(立証できない)
サブリミナル効果(ないことが立証されている)
脳トレゲームの効果(その個々のトレーニングは訓練されるが,
ボケ防止にはならない.運動したほうがまし)
ビデオゲームで認知能力が高まるか(立証できないとの立場)

直感は信じられるか,偽造を見抜くのは直感か科学か
ジャムの鑑定(直感がよい例)

錯覚をなくすには
・錯覚の働きについて知ること
・トレーニングでは鍛えられない
・テクノロジーの力を借りる
・直感を信じる前に考える

2018/04/02

 

フィットネスクラブ

今年の春は暖かい.そして花粉症がひどい.

週末のジョギングは花粉症のせいで控えることにした.その代わり,
このひと月ほど,近所のフィットネスクラブに行くことにした.
トレッドミルなどの運動器具も完備,シャワーやサウナ,プール,
スタジオもある.私学共済でサポートを受けられるため,
夫婦で行ってもさほど負担にならない.

しかし驚いたのは,退職後とおぼしき高齢者の多さ.しかも
一種のコミュニティができている.中には,運動ではなく
会話を目的としているような層もある.
自分より若い人は本当に数えるほど.いろいろと複雑だな...

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