昨年,高校からの数少ない友人に誘われ,参加しようと思ったら,インフルエンザで大会中止となった大会だ.今年度も友人とエントリーして参加した.
高松には前日入りして,当日の朝,小豆島行きのフェリーのチケット購入.乗り場で友人と合流.高速艇のなか,四方山話をしながら,雨の中を走ることについて,つらいと思いつつ観念する.
40分ほどで土庄港に到着.ここからバスでまた40分程度移動.ランナーが走ることになるであろうルートを通りながら,雨が弱まってくれと祈る.
現地に到着して受付,着替え,荷物預け.友人は過去にも大会に参加していて,勝手を知っているようだったのでとても有難かった.また,現地スタッフが恐ろしく手馴れていて驚いた.ゼッケンは4隅をピンで固定するタイプ.計測用のタグは靴につける板状のタイプ.荷物預かりは札番号交換式である.
受付でもらった参加賞は,バスタオルやジュース,弁当引換券のみならず,現地特産の醤油,オリーブ石鹸など多種多様で,これまで参加した大会のなかで,一番豪華だと思う.
雨の中,トイレが近くなっていたのだが,男子トイレすら長蛇の列で結局トイレに行くのをあきらめた.スタート15分ぐらい前から雨宿りして時間をすごす.
スタート位置は予想タイム別で並ぶらしい.とりあえずいつものパターンで,後ろのほうからアップしながら,調子がよくなれば後半あげるというケース.追い上げるのに人を交わしながら進むのはしんどいが,最初はどうせゆっくり走るし,これが一番楽だ.とりあえず2時間以上の一番先頭につけておく.
スタート5分前から1分ずつのカウントダウン.雨が強くなっており,体が冷え切っていて,周りの人はスタートを今か今かと待ち受ける.
スタート直後,水溜りをよけながらゆっくり進む.人がだんごになりながら道を進む.最初の折り返し地点までは,1キロ6分ぐらいでゆっくり進行.10キロマラソン用のキロ表示を見ていたのだが,ハーフマラソン用のキロ表示と異なることに気づき,このペースは遅いと自覚して,ピッチを上げる.だいたい8キロ地点ぐらいから.
9キロ,10キロ地点から,アップダウンが多くなってきて,少し息が上がってくる.水溜りを気にしつつ,上り下りをするわけだから,異常に体力を消耗する.同じ道を折り返してくるはずなので,後々の覚悟のため,坂の長さと数を覚えておく.
先頭の走者が折り返してくる.元気なうちに,ペースを上げていこうと思ったが,このあたりは海岸線沿いの道で,景色がよくてついつい見とれてしまう.
ようやく折り返し地点.自分が来た道を折り返すので,先が見えた.雨も弱くなってきたのでさらにペースを上げる.
残り4キロ地点から,足が重くなる.普段の練習で,最大17キロしか走っていないからか.のぼりで向かい風はきつい.残り2キロ地点で,自分が通ってきた坂道が終わったとおもっていたら,最後に大きな坂があって,かなりめげる.こらえて走ることができたが,あの坂はきつかった.
ゴール地点を右手に見ながら,大回りしてゴール.前半は1キロ6分,中盤からは5分前後という感じで,悪天候にも関わらず,2時間を切ることができた.
ゴール後,完走証の受け取って,友人に連れられてそうめんの食べ放題.ねぎとしょうがの利いためんつゆで,最高にうまい.しかし,雨の中,濡れたからだで冷たい素麺を食べたため,すっかり体が冷え切ってしまった.急いで着替えることに.
友人とサン・オリーブ温泉に出向いて湯治.土庄港に戻って高速艇で高松へ.
雨天というコンディションであったが,沿道の応援も多く,円滑な大会運営,豪華な参加賞と,とても魅力的な大会だった.久しぶりの友人と有意義な週末を過ごすことができた,また参加したい大会である.